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籐工芸教室レポートPart3

最後は【椅子編】です。

はい。椅子なんです。大物です。しかもお二人です。
まずはお一人目の方。
木工や木彫に来て下さっている生徒さん。ある日、目をキラキラさせながら写真を見せてくださいました。
『素敵なロッキングチェアに出会ったんです!笠部のおうちに持って行ったら直せると思って、即購入しました!直りますよね!』 座面は見事に破れています。このままでは座れません。ひじ掛けの部分にも大きなささくれがあって、傷んでいました。

この方、籐は編んだことがないのですが。ええ。多分直せるでしょう。一緒に頑張りましょう!ということで、昨日からロッキングチェアのリペアもスタートしました。

まずは古い籐を撤去します。バリバリに。

そして、固くしぼったウエスで水拭き。乾いたウエスで空拭き。

紙ヤスリで木部を整えて、水性ステインで塗装しなおすと、いい感じにリフレッシュ。

この椅子には『東京市』と書いてあったそうです。調べてみたら、東京市は今の東京23区あたりに1989年~1943年に存在したようです。するとこの椅子は76年~130年ほど前に作られた可能性が高いですね。

直して使う。大事なことだし、そのお手伝いができて嬉しいです。

もうお一人は、籐椅子二脚目の方。こちらは本当に地道な作業のオンパレード。頭が下がります。そして一脚目の時よりネソ巻きが早くキレイにできています。さすがです!

木工の相談もアリ。こちらも直して使う、よりよくして使う。

今の私にある知識や技術フル稼働で、みなさんの『やってみたい』にお応えしたいと思っています。フルでも微力ですが。(^_^;) そんなこんなで。昨日は5名のご参加で、かごバッグ・バスケット・椅子と3つの記事に分けましたが実際には同時進行でしたので、てんやわんやな一日!でも楽しかったー!みなさま、こんな私のところへ来てくださり、ありがとうございます。

来月の籐のレッスンは9月29日、大阪からのご予約もいただき、すでに満席です。

ご要望があれば日にちを設定しますので、詳しくはお問い合わせください。

静岡近辺の方は、ぜひ
@amocca のよしみ先生のお教室へ!素敵な方です。近かったら私習いに行きたいです。ほんとに。

よしみ先生にもお会いできた充実の一日でした。

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