
昨日はMさんの講師養成講座2日目でした。
朝から夕方までみっちりと実技中心の一日。
前回作ったsw09フォトフレームの塗装とsw03飾り棚の制作と塗装、sw14二段引出しの制作とsw26ペンスタンドの墨付けまで。
自分の技術力アップを目標に受講されているので、
スムーズにビス組ができることにフォーカスしての授業。
小さめの木工雑貨のビス組みのレッスンを専門にやってきた中で、
うまくビスを打てる時とビスがずれる時の違いもたくさん見てきました。
この講座ではできるだけそのパターンを
わかりやすくお伝えしたいと思っています。
体格の違いから、一般的には女性のほうが手が小さい。
道具がなくてもできるように、クランプは使うとしても小さいものを最小限に。
だからビスを組む時にずれないように、
どうやったら小さな片手だけで部材が動かないように保持できるか。
部材を置く台の高さ、部材の置き方、体の向きなどを工夫したり、
ドリルの角度、上からドリルへ加える力加減、回転速度を調節することで、
安定したビス組みができるようになると思います。
どれもみな「ちょっとしたコツ」ですが、
これがうまくかみ合わないと、
スムーズに作業できない原因になります。
本を読んだり、ネットで動画を見るのも参考になります。
でもなかなか自分に合った方法を習得するのは難しいので、
うまくいかなかった時にその原因はどこにあるのか
一つずつ検証しながら技術を身につけるには、
この講座のような短期集中個別レッスンは有効かと思います。
生徒さんから気づかせてもらうことが、たくさんあります。
それをまた別の生徒さんにもシェアすることで、
木のものづくりの楽しさを伝えていけたらと思っています。
Mさん、長時間お疲れさまでした。(^^)